七草農園の石橋です。
先日の夕食。静岡県産の天然ウナギです。
友人からのプレゼントで、天然ウナギを突然食べられることに!
釣りが趣味の友人。最近はウナギ釣りに凝っているようで、よく釣りに行くみたいです。
とにかく天然物は当たり外れが激しく、おいしい天然物にはめったに出会えないのだそうです。
今回は体験として、「当たり」と「外れ」、両方いただきました。
確かに、当たりの方はふっくらとしたおいしいウナギです。
外れの方は・・・?
薄べったく、板みたいなウナギでした。
それでも、身がしまっていて私は「ほこほこ」のウナギより好きでした。

かば焼きにしたものを冷凍で送ってくれたので、焼き直してすぐ食べられました。
ウナギはなかなか釣れないらしく、収穫なしの日も多々あるようです。
エサも自分で用意し、中々釣れない中やっと釣ったウナギは水槽で一晩
慣らし、翌日さばいて焼いて蒸してまた焼く。
とても手間がかかるウナギのかば焼き。
やってみると、「確かにウナギは買うと高いですが、これなら買ったほうが
安い」と思うそうです。しかし、できることはなるべく自分でやる、自分で捕まえて
自分でさばくことで命をいただいている実感もあるし、感謝もある。そして、
何より新鮮だし、「自分でやったものだからおいしい(笑)」と言ってました。
天然ウナギは乱獲の影響で数が減り、絶滅の恐れもあるのだそうです。
捕まえても、稚魚は放す、取りすぎに注意するなど、節度とマナーを
わきまえないと、日本で天然ウナギは取れなくなってしまいます。
また、野菜ももちろんですが、命に感謝していただくことの真髄は
同じことです。
儲かったとか損をしたとか、命に値段をつけず、感謝しておいしくいただくこと。
「当たり」と「外れ」と冒頭で書きましたが、同じ命です。
農人としてしみじみ思いながら、うな丼に舌鼓を打った夜でした。
- 2017/09/22(金) 20:43:41|
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