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はりまざかマルシェの仲間たち

毎週日曜、東京・文京区の熟成肉の中勢以さんで、美味しい野菜を販売している個性豊かな農家たちのブログです。

ソーラーシェアリング

こんばんは。
結び合い農園の丹上です。
今日はあったかかったですねえ。風も穏やかで作業するのに最高の日でした。

皆様はエネルギーのこととか考えたりしますか。
私はそんなに節制が効かないくせに食べ物とかエネルギーのこととかけっこう悶々と考えちゃうタチの人間です。

先日隣の市、八千代市で地域のエネルギーについての講演会があったので行ってきました。
原発には反対、温暖化はまずい、と言うのは簡単なのですが、、じゃあどうするかという代替案を見つけ出してそれに移行するのはかなり大変なことなんだと思います。

当然再生可能エネルギーが代替案になるのですが、各地域の環境によってどのような自然エネルギーの利用の仕方がいいのかが決まってくるそうです。

銚子のように風が強い海っぺりだと、風力発電。
大分のように火山がいっぱいあると、地熱発電。
山形のように高い山があって落差の大きい川が多いと水力発電が適していて、盛んだそうです。

八千代や佐倉はというと、どれも適しているわけではなく、消去法で太陽光発電が適しているということになります。

人口が多ければ多いほど太陽光パネルの枚数が必要で面積が必要になります。首都圏の電力をまかなうとなると膨大です。

その面積を確保するにはどうしたらいいかというと、ここで思いがけず農地が面積を確保するのに有力な候補だという話でした。

その講演の中では、農地に支柱をたてて上部に太陽光パネルを設置し、地面では作物を栽培するというソーラーシェアリングについて詳しく説明していました。太陽光パネルは隙間を設けて設置するので、地面におちる光の3分の1だけを遮ることになるらしく、その場合でもほぼ問題なく作物は育ってくれるどころかむしろ収量があがる作物もあるそうです。

再生可能エネルギーへの転換は必要だとは思う一方、太陽光発電のために農地を潰してしまうことに疑問を持っていたのですが、これなら大切な農地を潰すことなく再生可能エネルギーへの転換もできるそうです。

ただし、大きな課題になるのは農家が賛同してソーラーシェアリングを導入してくれるかという点です。保守的な農家にとってはかなり大きな決断になると思います。私も最初にこの話を聞いた時、畑に柱がいっぱいあったら相当作業のじゃまになりそうだなとか、景観としての畑の魅力を落としてしまうなあとか、疑問や抵抗を感じました。

しかし、日本の農地は後継者不足が深刻で、放っておいても大半が耕作放棄地になってしまうことが予想されます。農地は農地で必要とされることに迫られているはずです。

匝瑳市では素晴らしい成功例があることも教えてもらいました。
その地域には専業農家が二人しかおらず、耕作放棄地がかなり増えてしまっている危機的状況だったのですが、若い農家二人でソーラーシェアリングを導入し、地面で作る作物にはソーラーシェアリングの畑で作ったという付加価値をつけて販売し、経営的に成果をあげられるようになったそうです。それをみていた周りの保守的な地主たちにも若い地元の農家を応援しようという機運がたかまり、二人にどんどん土地を貸すようになったそうです。今は二人で農業法人を立ち上げて今では規模をどんどん拡大しているそうで、結果的にその地域の農地は必要とされるものとなり、それが村おこしにつながっているそうです。

ソーラーシェアリングはエネルギーの問題が改善されて、農地の問題も解決される、有力な代替案になりそうだなと思いました。images_201612220733162ad.jpg
  1. 2016/12/21(水) 22:30:06|
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